
携帯GPSとカシミール
update 2002.7.27
携帯GPS(GARMIN GPSmap76;45,000円くらい)を最近職場で購入しました(GPSショップまっさんより)。ご存知のとおり、
2000年5月2日より それまでわざと含まれていた誤差信号(SA)が無くなり ハンディGPSの位置精度が格段に向上しました。
それまでは、水平方向に 100m程の誤差が生じていましたが、誤差信号解除で10分の1になったそうです(まっさんHPより)。
それ以前に倍くらいの値段の携帯GPSを使ったことがありましたが、使い物にならないという印象しかもちませんでした。
しかし、今回、けっこう使えるかも、という印象に変わりつつあります。ただし、上空が開けたところでないと精度が
がくんと落ちることが難ですね。
ここ2,3日、地図ソフト「カシミール」と共に使ってみたので、使い勝手を紹介したいと思います。
GPSの使い方
GARMIN社のGPSはどれも使用方法は似ているようです。このGPSmap76は、まっさんHPのGPS3Plusの使用方法
と似ている感じを受けます。参考にしてください。
1:キーの役割と画面
画面は「PAGE」キーを押すごとに、「衛星補足」-「地図」-「コンパス」-「ハイウエーモード」-「ルート画面」
に切り替わります。それぞれのページで「MENU」キーを押すと、それぞの画面の設定が可能です。
「MENU」キーを2度押すとメインメニューになります。PCでいう「Esc」キーには「QUIT」キーがあたります。
また、「ENTER」キーはPCと同じ意味です。
「地図」画面上にて、拡大表示をしたいときには「IN」キーを、ワイドにしたいときには「OUT」キーを押します。
「NAV」キーでナビゲーションが可能となります。
2:簡単な使用方法
「地図」画面の設定で、「Setup Map」を選び、「General」のタブの「Orientation」を「Track Up」にします。
すると、カーナビと同じように、進行方向が画面の上に来るようになります。地図には北が表示されますが、
コンパスと比べてみましたが、けっこう正確でした。「コンパス」画面には、進行方向の方位角が示されます。
「地図」画面に戻してみましょう。大きさ(幅)が、ちょうど缶ジュースの直径と同じくらいでしたので、
車のジュースホルダーに入れて、車を走らせて見ました。もちろん、上部にアンテナがついているので
上下を間違えないように。「OUT」または「IN」で縮尺を2kmくらいにすると、非常に大雑把ですが、
カーナビとなります。速度表示もされ、かなり正確です(まっさん談)。
軌跡が表示されますので、その軌跡をたどれば、元の位置へ戻ることができます。
記録しておきたい場所は、「ENTER」キーを長押しすると、Mark Waypointの画面になります。
OKを押せばその場所の緯度、経度が「waypoint」として登録可能です。
カシミールの使い方
1:カシミールに地図を入れる
カシミール3Dは杉本智彦 さんがフリーウェアで提供して下さっている地図ソフトです。ソフトは杉本さんのHPから
ダウンロード可能です(おまかせセットがおすすめ)。
これを手に入れ、インターネットに接続しておくと、国土地理院の1/25000の地形図が無料で読み込めます。
常時接続であれば、金銭的には気にしなくて済みます。
これは、白黒の地図ですが、地形を読むには充分です。ただし、標高データは含まれていません。
方法は、カシミールの上のメニューから、「ツール」ー「地図画像ツール」−「ダウンロード国土地理院」を
選択。あとは、メニューに従って、ダウンロードしたい場所を選ぶだけです。
どうしても、標高データが欲しい、という場合には、山旅倶楽部からダウンロードできます。1年間で2800円です。
1年間に2800円払うと、25000図、4万図、20万図、80万図の日本地図および、世界地図(縮尺は荒め)が
自由に利用可能です。
方法は、カシミール上のメニューから、「ファイル」ー「最近使ったファイル」−「(山旅地図)2万5千全国」というように
読みたいところをクリックするだけです! これは、ダウンロードするのではなく、オンラインで使用する形式です。
ですから、常時接続でない方は注意してください。
2:カシミールにGPSのデータを入れる
PC(D-sub 9pin)とGPSを付属のケーブルで接続します。GPSは電源をオンにしておいてください。
カシミール上のメニューから、「通信」-「GPSからダウンロード」を押し、ダウンロードするデータ
(すべて、ウエイポイント、トラックデータ、ルートデータ)を選びます。失敗した場合は、comポートを
変えて行うとよいです。成功すると、小さなウインドウが開いているので、そこで、「カシミールへ保存」
を押すと、GPSのデータがカシミール上に表示されます!!

上の図は、山旅倶楽部の1/25000の地図上にGPSのデータ(赤)を落としました。線はトラックデータで、電源を
入れておけば、自動的に記録されていきます。白い四角や家のマークがウエイポイントです。
(地図が正しいのか、GPSの記録が正しいのか、、、、)
このGPSデータは、「ファイル」−「名前を変えて保存」−「GPSファイル」として、どこかに
保存しておけます。GPSデータを画面から消すときには、「ファイル」−「閉じる」ー「GPSファイル」を押すと、
GPSデータが画面から消えます(GPSファイルを開けばまた見れます)。
3:カシミールからGPSへデータを送る
地図上では、右クリックすると、「新規作成」ー「ウエイポイント」で、地図上にウエイポイントを
作れます。これを後日、訪れる予定のあるポイントの分だけ作ります。
このデータをGPSへ送ってみましょう。PCとGPSをつなぎ、「通信」ー「GPSへアップロード予約」−
「すべて、選択」を押します。 小さなウインドウが現れるので、「アップロード」を押すと、GPSへ
データが転送されます。
4:GPSでナビゲーション
GPSの「地図」画面上で、行きたいウェイポイントにカーソルを合わせ、「NAV」キーを押し、
「GOTO **」を選びます。すると、現在地から、その目的地までの距離(dist to next)と方向(pointerの欄の
矢印の方角)が示されます。
いい忘れましたが、この携帯GPSに入っている地図データはMap Sourceというソフトで、
全世界の地図をどこでも8M分インストール可能です(今回は、日本と朝鮮半島、中国東北部をいれました)。
地形図は入っておらず、都市、道路、鉄道、空港、灯台のデータが入っています。
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何に使う??
さあ、これらのツールを何に使いますか?
私が考えた使い方・・・
1:自分の行った場所を1/25000の地図上にピンポイントで落とす。
その場に行き、GPSの電源をonにして、位置登録というやり方ではなく、
常時GPSに位置を追跡させておき、目的地で位置登録すれば、前後の位置からも
その場所を推定できる(かな)。
2:子どもを対象に、地図とコンパスによるオリエンテーリングだけでなく、GPSを使って、
山を歩く練習をさせる。メカに興味のある子どもに、自然へ目を向けさせることが
可能かもしれない(GPSの低価格化がのぞまれる)。
3:トラップの点検等で、新しく設置した場所なんかをウエイポイントとして登録し、
2度目に行くときにナビしてもらう。
4:あたりまえですが、外国または、初めて行った場所でも、自分がどのようなコースでまわったか、後から
調べることが可能(GPS内の地図がもっと精度があがるとさらに便利だろう)。
5:自分が歩いた場所、あるいは知らせたい位置情報を、データファイルとして、
人へ早く、正確に伝えることが可能(メール等に添付して配布可能)。
6:カシミールは、部分的な地図がいるときに、そこを中心にし、どんな縮尺においても
その部分だけコピー・ペーストして利用可能(いちいちコピー機でコピーする手間が省ける)。
7:山で迷った時に、「地図画面」にし、「out」を続け、目印になる何かを目標に設定し、
あとは、一直線にその方向へ行く(地形によっては無理、危険)。
8:昔登った山で、天気が悪くて景色が見れなかった場所、遠いところにいる知人の住む里等を
(カシミール上の任意の点で、右クリックし「カシバード」が起動させ、そこから見える風景を3Dで
表現し)、見て懐かしむ(後ろ向きな使い方かな・・・・・:何とかかんとか三笠の山にいでし月かも)。
おそらく、いや確実に、GPSとカシミールはここに紹介した以上の機能を持っています。
いろいろな使い方を考えて、よろしければ私にも教えてください。
道は星に聞いてみたら?(GPSショップまっさん)